■ ID | 238 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 瀬戸内山地流域における土砂流出量の変動に及ぼす山火事の影響 |
■ 著者 | 西宗直之
広島大学大学院 小野寺真一 広島大学総合科学部 成岡朋弘 埼玉県環境科学国際センター 斎藤光代 広島大学大学院 竹井努 広島大学大学院 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 地球惑星科学関連学会2003年合同大会、平成15年5月28日 |
■ 抄録・要旨 | 広島県瀬戸内海沿岸の山火事跡地において土砂流出に関する詳細な調査を行ない、山地流域における山火事発生後の土砂流出量の変動を明らかにした。その結果、(1)山火事直後は植生の焼失による浸透能の低下に伴って斜面での浸食活動が卓越し、土砂生産活動が活発化した。(2)山火事から数年が経過すると浸食可能土砂量の減少により土砂流出量は激減する。(3)山火事から数十年経過すると植生の回復に伴う土壌の発達により、大規模な降雨流出時に蓄積された多量の土砂が一度に流出する。(4)大規模降雨流出時における土砂流出形態は、植生の回復度合いによって供給源が河床堆積物や地下水浸食等に変化する点が明らかとなった。 |
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